2013年 3月 1日から10日


10日
●米軍の高性能レーダー「Xバンドレーダー」を京丹後市の航空自衛隊経ヶ岬分屯基地に配備する計画が打ち出されている問題で日、学習講演会(平和を考える丹後の会主催)が同市丹後町で開かれ、分屯基地のある地区住民や市議など100人が参加した。
●金曜日に首相官邸前で脱原発を求めて抗議行動をしている「首都圏反原発連合」は、東京都心で集会を開き、霞が関や官邸周辺をデモ行進した。全労連なども集会とデモを行った。
●福島県双葉町の町長選の投票が行われ、即日開票の結果、前町議伊沢史朗氏(54)が初当選を果たした。
●東日本大震災で住宅が被害を受け、被災者生活再建支援金を受け取った世帯のうち、再建のめどが立って追加の支援金(加算支援金)を申請した件数は、岩手、宮城、福島3県で全体の48%にとどまることが、共同通信の各県への取材で分かった。
(写真は、3.9バイバイ原発京都集会)

9日
●「バイバイ原発京都集会が円山音楽堂で開催され3500人超が参加、市役所前までパレードを行った。
●福島第1原発事故や東日本大震災の影響で、京都府や滋賀県に雛化してきた人の9割がいまだに帰郷のめどが立たず、京滋に永住を考えている人が4割以上に達することが京都新聞のアンケートで分かった。50人に聞いた。

8日
●京丹後市経ヶ岬への米軍「Xバンドレーダー」配備問題で、京都総評や京都自治労連などは共同で、山田啓二京都府知事に対し、「政府に配備断念を求めよ」と申し入れを行った。
●京都労働局は、2012年の京都府内の労働基準監督署による司法処分状況をまとめた。送検件数は賃金不払いなど25件(前年比7件増)。内、報告義務違反(労災隠し)が7件と前年より5件増加。
●3・8国際女性デー集会(実行委員会主催)が、ハートピア京都で開かれた。
●国土交通省の近畿地方整備局淀川河川事務所が京都市の嵐山地域で予定する桂川の改修計画案が、分かった。左岸に障壁を設けて河床を掘り下げた上で、一の井堰を改築、中の島を削ったり、渡月橋を補強する計画。
●大阪市の橋下徹市長は、市内24行政区の公募区長のうち、東住吉区の和田智成区長(51)を更迭する意向を明らかにした。
●東京商工リサーチが発表した2月の企業倒産件数(負債額1千万円以上)は、前年同月比11・8%減の916件だった。
●内閣府が発表した2012年10~12月期の国内総生産(GDP、季節調整値)改定値は、物価変動を除いた実質で前期比0・04%増、年率換算で0・2%増となり、速報値の年率0・4%減から上方修正された。3四半期ぶりにプラス成長に。
●国連安全保障理事会は未明、公開会合を開き、北朝鮮による3度目の核実験を非難し制裁を大幅に強化する決議案を全会一致で採択した。

7日
●京都府は、第三セクター・北近畿タンゴ鉄道(KTR)への助成金3億7800万円などを盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を発表した。(京都)
●任期満了に伴う京都府和束町長選(4月9日告示、14日投開票)で、現職の堀忠雄氏(67)が、4選を目指して無所属で立候補すると正式に表明。
●東日本大震災の復興を願い、宮城県川崎町に新設されたガス灯に明かりをともすため、神戸市中央区の東遊園地に設置されている「希望の灯り」から火を移す分灯式が行われた。
●国土交通省は、貸し切りバスの運転手1人が夜間(午前2~4時)以外の時間帯に走行できる1日の上限距離を、現行の670キロから原則500キロに引き下げる方針を決めた。
●昨年1年間に警察が、虐待があったとして児童相談所への通告対象にした18歳未満の人数は前年比42・1%増の1万6387人となり、統計を取り始めた04年以降で最多だったことが、警察庁のまとめで分かった。

6日
●航空自衛隊経ケ岬分屯基地への米軍「Xバンドレーダー」配備計画について、防衛省職員が、宮津市役所を訪れ、計画の概要を井上正嗣宮津市長に説明。井上市長は「100%納得のいくものではない」と述べ、今後も防衛省の説明を求める考えを示した。(京都)
●南山城村が計画する「道の駅」について、京都府がこのほど、整備内容や事業費を地元と協力して進める「一体型整備」で取り組むことを決めた。総事業費は約13億円で村と折半する。
●関西電力と九州電力の家庭向け料金の値上げは、5月1日に延期される見通しになった。
●「1票の格差」を是正せずに実施した昨年12月の衆院選は違憲だとして、升永英俊弁護士らのグループが東京1区の選挙無効を求めた訴訟の判決で東京高裁は、公選法の区割り規定を違憲と判断した。選挙無効は認めなかった。

5日
●政府は閣議で、2013年度に地方自治体に配分する地方交付税の総額を、12年度に比べ3921億円少ない17兆624億円とする交付税法等改正案を決定した。
●厚生労働省が発表した1月の毎月勤労統計調査(速報)によれば、すべての給与を合わせた1人平均の現金給与総額は、前年同月比0・7%増の27万1450円となり、9カ月ぶりに前年同月を上回った。ボーナスなど特別給が増えた。
●在日米軍は、海兵隊が6~8日に予定する新型輸送機MV22オスプレイの本土での低空飛行訓練について、当初計画した九州上空のルートを、和歌山県から四国にかけて設定した「オレンジルート」に変更すると防衛省に連絡した。防衛省が同日発表し、関係自治体に伝えた。
(写真は、3.3菜の花行動)
●北朝鮮の金英哲偵察総局長は、朝鮮人民軍最高司令部の報道官声明を発表し、米韓両軍が韓国で実施している合同演習などを非難し「朝鮮戦争の休戦協定を完全に白紙化する」と宣言、板門店代表部の活動を全面中断すると表明した。

4日
●京都府まとめた2012年度に行った府有地売却の入札結果によれば、落札額は総額15億6830万円で、府有地の売却を進める計画を策定した2009年度以降で最高額だった。
●京都市情報公開条例の見直しを検討する市情報公開・個人情報保護審議会の部会はこのほど、中間案をまとめた。公文書を情報公開請求する場合、コピー代を除き手数料は無償だが、営利を目的とする請求は徴収し、膨大な請求によって事務手続きの妨害ととれる権利乱用には請求を拒否できることを盛り込んだ。(京都)
●地方公務員の給与カットを前提に政府が2013年度の地方交付税削減を決めたことに、47都道府県知事と20政令指定都市市長の8割を超える56人が反対し、賛成はいないことが、共同通信のアンケートで分かった。
●新日本婦人の会京都府本部は、米軍ミサイル追尾用高性能レーダー「Xバンドレーダー」の京丹後市経ヶ岬への配備中止を求める申し入れを山田啓二京都府知事に行った。


3日
●京都府警が2012年に認知したストーカー事案は、465件だった。01年以降最多だった。

2日
●政府は、生活保護のケースワーカーを2013年度に増員する方針を決めめた。
●東京電力福島第1原発事故の発生2年目となる昨年3月からの1年間、同原発で作業した人の被ばく線量の総量を示す「集団被ばく線量」は事故前の4倍以上で、依然として多い状態であることが東電の集計で、分かった。
●「管制ワーキングプア」告発集会が、全労連公務部会・非正規センターの主催により東京で開催された。

1日
●京都府が伊根町の太鼓山に設置している風力発電所で、府は風車1基の撤去方針を撤回し、当面、存続させることを決めた。
●京都府が、2月の京都市消費者物価指数(速報値)を発表。総合指数(2010年=100、生鮮食品を除く)は99・3で、前年同月比0・3%下落した。下落は8カ月連続。
●京都労働局が発表した1月の京都府内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・03ポイント増の0・84倍となった。
●稲作で田に水を深く張る栽培法「深水(ふかみず)管理」を応用してシカが稲を食べる害を減らせることが、滋賀県農業技術振興センターの実証研究で分かった。
●全国農業協同組合中央会の万歳会長は、官邸で安倍首相と会談し、TPP交渉参加に関し反対する考えを伝えた。
●政府が、2013年度税制改正の関連法案を閣議決定。雇用拡大や給与引き上げ、設備投資を促す企業減税のほか、14年4月の消費税率8%への引き上げを控え、住宅ローン減税を延長・拡充するのが柱。
●米軍の「Xバンドレーダー問題」で、京都母親大会連絡会、丹後母親連絡会は、京丹後市の中山泰市長に対し、同レーダー配備を拒否するよう申し入れた。                                                 
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