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2014年12月25日

「親と同居」約8割
年収低い若者の住居調査

結婚についても悲観的

 年収200万円未満の未婚者のうち、4人に3人が親元で暮らしていることが、12月17日、ホームレス支援を行うNPO法人「ビッグイシュー基金」の発表でわかった。

 調査は8月、年収200万円未満で首都圏・関西圏に住む20~39歳の未婚男女(学生を除く)を対象に実施したもの。1767人から回答を得た。

 親と同居している人は77・4%。独立して暮らす単身者は17・5%にとどまった。

 同居・別居を問わず雇用形態を尋ねたところ、無職が39・1%。一方、正社員は7・8%だった。「無職」のうち27・0%が「就労経験なし」と答えた。年収は、「なし」が26・8%で最も多く、次いで、「50万円未満」が22・8%だった。

 結婚については、消極的・悲観的に考えている人が7割を超えている。34・1%が「したいと思わない」と回答。「したいが、できるかわからない」が20・3%、「したいが、できないと思う」は18・8%だった。親と同居している方が、結婚に否定的な傾向がある(グラフ)。

 これまで経験した苦難について答えてもらった(複数回答)。3人に1人(34・2%)が学校生活で「いじめ」を受けており、「不登校やひきこもり」は22・5%が経験。27・6%が「うつ病などの精神的問題」を抱えたことがあった。 

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